サード・オピニオンの重要性

いくつかの意見を聞いてみて、じっくりと考えて選択していただきたいのです。これは前述したように「セカンド・オピニオン」といつて、今の医療の現場においてとても重要視されています。ある病院へ行ったら、これは胃がんだからすぐに手術しなければだめだ、と言われたとします。セカンド・オピニオンの考え方を知らなかつたのなら、医師の言うことには簡単に(時には盲目的に)従っていたと思います。しかし、体にメスを入れることはとても重大なことですから、なんとなく怖いと一人(または家族で)で悩むよりも、もうひとつの信頼できる病院を受診してみるべきなのです。そこでも、すぐに手術しなさい、と言われたのなら、判断材料が増えることになります。あるいは、まだ早期のがんですから内視鏡による除去で十分対処できますよ、ということでしたらそれも検討してみるのがよいでしょう。二つの病院による診断ではまだ不十分だ、と思うようでしたら、サード・オピニオンで三番目の病院に相談することも考えてください。さて、私たちの血管は今どのくらい硬くてもろいのか、それともしなやかで強靭なのか、これを認識することが遅老遅死への第一歩です。ヒトは血管とともに老いるのです。血管をいつまでも若く保ちましょう。動脈硬化を防ぎましょう。動脈硬化の要因を以下にまとめます。

 

・運動不足やそれに伴う肥満
・ストレスの多い生活

 

多量の喫煙、塩分のとりすぎや、野菜不足などのアンバランスな食事動脈硬化は今挙げたような悪い生活習慣や、それに伴って進行する高血圧、糖尿病、高脂血症といった生活習慣病の維持により加速されます。さて、前述した「バセラ」を使って血管年齢を測ると、生活習慣病を持っている人は健康な人と比べて、はるかに血管が年を取っていることがわかります。よく精神年齢と肉体年齢などといいますが、肉体年齢を表すのに血管の老化を調べるのは有効でしょうね。たとえば実年齢はまだ三〇代の半ばなのに、血管の年齢は六〇代の「ご老人」と診断される方もいますし、その逆に年齢は六〇代なのに、血管はみずみずしくてまだ青年期という方もいらつしゃるわけです。